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もう一度、を叶えるために。first

第12章 ここが人生の分岐点だったのかも…





…ただいま、朝の六時でございます。
眠くて眠くて仕方がないのでございます。

今、待ち合わせ場所に立っているのは、私と兄ちゃんとイタチ。
あの三人はどうしたよ。
私は腕を組み、行儀悪く片方に体重をかけると、空いた片足で貧乏ゆすりをしている。

「…あと十分経って来なかったら帰ろう。マジで帰ろう。」

「少し落ち着け。」

兄ちゃんに宥められ、はあ…、とため息をつきながら欄干を背に寄りかかって空を見上げる。

今日もいい天気になりそうだなぁ…。

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