第12章 ここが人生の分岐点だったのかも…
「甘いな。」
え?
真上から声?
「どぅわ!!」
「くっ……!」
ちょっ!痛い痛い切れてる!
これ、カマイタチ!?
ボン!!
「え?ボン?」
隣を見ると、そこに居たはずの兄ちゃんが消えている…。
「影分身だったの!?」
騙された…。
「余所見は厳禁だぞ。」
「……!!」
あっぶなっ!
危うくクナイが脳天直撃するとこだったよ!?兄ちゃん!!
「水遁、水鉄砲。」
反対側からはイタチの水遁が…。
「火遁、鳳仙火の術!」
兄ちゃんから火の玉が吹き出し…。
「水遁、水陣壁。」
イタチは水の壁で防ぐ…と。
「土遁、土陵団子。」
地面から岩の様な塊が投げられて…。
出るわ沸くわ、術のオンパレード…。
はぁぁ……。
…これのどこが…。
「どこが、”軽く”なのよぉぉぉ〜!!」