第11章 うちはの会合に初参加です
「なーにが髪は命だ。ったく、色づきやがって。」
「いやいや、わたくしもう11歳なんですよ。大人への階段を登ってる最中です。」
まったくもう…。
「そーかい。んじゃ、早くいいダンナでも捕まえてくるこったな。」
「それは気が早すぎるんじゃ…?」
すっ飛ばしすぎじゃね?
けど、意外な人が反応を示した。
「エニシ、将来を決めた人がいるのか?」
「何でそうなる?」
いやいや天然すぎでしょ、イタチ君!
「ってか、私結婚なんてしないし!」
生涯独身って決めてるんだけど!
「そうか…。」
「ふはっ。」
「くくっ。」
なんか、納得した様なそうでない様な返事をしたイタチを見て、何故か兄ちゃんとシカクさんが吹き出した。
何があった?
「ま、がんばれ!」
これまた何故かシカクさんからぽんぽんと肩を叩かれた。
「何を?」
何をがんばるのよ?
怪訝な顔の私を見て、二人は更に笑った。
なんなのよ?
「坊主、お前も気をつけて帰れよ?」
答えないんかーい。ま、いいけど。
シカクさんはナルトの頭をくしゃくしゃと撫でて、私達にも手を振った。