第2章 episode1
初日のホームルームが終わるとサキが
サキ「ねぇねぇリナ!私面白いこと思いついたんだけど!」
リナ「ん?なに?」
耳打ちの内容はこう。
1年3組の教室にこっそり行って場地の様子を見てみよう。
とまぁくだらないことだった。
リナ「サキの頭ん中ってほんっと空っぽなのな〜。しゃーない。付き合ってやろうじゃないの。」
サキ「さっすがリナ!わかってんじゃん!」
こんなやり取りもう何回したんだろう。毎日くだらないことてケラケラ笑って。
あんなことがなければ、このなんでもない幸せは続いていたんだ。
だけど、青春真っ只中の私にはこの幸せが崩れるなんて想像もしていなかった。