第4章 episode3
千冬side
なんかやべーことになってね?
千冬「、、なんとも、ないっすか?」
サキ「、、、わたしはかすり傷くらいだから平気なんだけど、リナ、が、、。」
千冬「心配ッスよね。すみません、俺があんなところで絡まれたりしなければ、、、。」
サキ「それは違うよ!!千冬くんが無事で良かった!」
サキさんの顔は少し強ばっていた。
そりゃそうだよなぁ。
千冬「、、俺、頼まれた電話してきます。」
サキ「その番号、マイキーだから。」
千冬「了解ッス。マイキーっすね。。!?マイキー!?!?」
プルルル、、、
マ「どしたー?場地ー。」
電話の相手はどこか間延びしたような、気の抜けたような声だった。
千冬「場地さんに頼まれて電話かけてます。松野千冬っていいます。」
マ「松野?知らねえな。んで、頼まれたって何を?」
千冬「、、リナさんが襲われました。サキさんが襲われてんの助けに行って、、そのまま、、、、。黒のミニバン・・ー25ッス。」
マ「ああん!?リナが!?連絡サンキューな。こっちも総出で行く。」
暫くすると場地さんの家の周りでは単車のエンジン音がやかましいほどに鳴っていた。