第4章 episode3
(、、、、、白、い?、あ、私生きてる。)
サキ「リナーーーーーっ。ごめん、、ごめんねっ。ほんとに、、、、、。」
リナ「、、、サ、キ?なんで泣いてんの。あんたになんもなくて良かったよ。」
サキ「良くないじゃん!こんなボロボロになって。あの時助けてって言わなきゃこんなことには、、、。」
リナ「、、いいんだよ。サキが無事なら。、、、もう、ここには来んな。私見ると思い出すだろ?サキ、怖かったよね?サキが無事で良かった。」
サキ「、、、、、そんなっ。なんで、、、。」
リナ「ごめん、今日はもう帰って。傍についててくれたのにこんなことしか言えなくてごめん。お願い。」
サキは、また来るから。とだけ言って帰って行った。
手の甲には点滴。
身体中が痛い。
ふとベッドの横に目をやると、サキが剥いてくれたのであろううさぎのリンゴがあった。
ナイフもそこに。
死にたい。
そう思った。
右手にナイフを持ち、左手に切込みを入れ始めた時だった。
場地「テメェ!何やってんだ!!!!!」
タイミング悪く圭介が病室に入ってきて、力いっぱい私の手を掴んだ。
リナ「イヤっ!やめて!触らないで!!」
場地「悪ぃ。じゃあその右手に持ってるモン、こっちに渡せ。」
あの車内での出来事がフラッシュバックした。
震えが止まらない。
イヤダ
キタナイ
ミラレタクナイ
キラワレル
身体がガタガタと震え出した。
涙が止まらない。
場地「、、、、、守ってやれなくて、、、、。、、ごめん。」