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【R18】愛と祝福を【金カム】

第1章 キス/尾形・現パロ※




BARは一時頃に閉めて
私の家に向かった


私の一歩後ろを歩く彼


『そういえば、お兄さん名前は?』


「尾形」


『尾形さんね…
私は名前、宜しく
あ、先に言っておくけど
セックスはしないからね』


斜め後ろに居る彼の方を
振り向くとまた目を丸くさせていた


これで彼が帰ると言うなら
それはそれで良いと思ったが
彼はしっかり私の後ろをついて来た


コンビニに寄り
お酒とおつまみを買い
一人暮らしのマンションにたどり着き
彼を家の中へ招いた


ごく普通の1LDKの部屋だ


『あ、先にシャワー浴びます?』


その問いに彼は頷く


寝室のクローゼットから
前にネットで
たまたま女性用と男性用、
間違えて購入したスウェットを
引っ張り出して


それを彼に渡した


「ははっ…彼氏のか?」


口は笑っているが目は笑っていない


「男が居るのに
知らない男を家に上げるとは
やる事やってんな…あんた」


『はぁ…何勘違いしてんの
男は居ないし、
それは間違えて買ったやつ
あ、値札切ってないわ…』


私はハサミを取り出して
彼からスウェットを奪い取り
値札を切った


『…それに男が居たら
こんなに遅い時間に
一人で飲み歩いてない
分かった?』


そう言いスウェットを再び渡した


彼の顔を見ると無表情だが
何処か納得出来てない顔をしている


「じゃあセックスは?」


『好きな人としかしません』


「ははっ…可愛い事いうじゃねぇか」


彼は満足したのか
脱衣所の方へと向かった


しばらくすると
シャワーの音が聞こえてきて
私はその間に着ていたスーツを脱いで
部屋着に着替えた




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