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【R18】愛と祝福を【金カム】

第1章 キス/尾形・現パロ※




私は体を起こして
彼の方を向いて
彼の両頬を両手で包み込んだ


そのまま触れるだけのキスをした


だけど足りなくて
何回も触れるだけのキスを繰り返した


彼にこんな事をしたのは初めてで
いつもは一日一回と決まっていた


だけど彼の事が欲しくて堪らなくて
触れるだけのキスは
どんどんエスカレートしていく


下唇を唇で挟み軽く吸い上げたり
わざとリップ音を鳴らしたり


私のキスに彼は受け身になってくれて
少し開いた彼の唇の隙間から
舌を侵入させれば彼もそれを受け入れてくれる


彼の舌に自分の舌を絡ませて
無我夢中でキスをした


『…んっ…、はっ…』


甘い吐息を吐いている事も
気付かずに何度も何度も
舌を絡めて、吸い付いて
彼の口内を堪能した


ちゅっとリップ音を鳴らして
唇を離す


その後すぐに出た言葉が


『…私…尾形くんの事、
好きになっちゃったみたい…』


だった


ハッとして彼の顔を見ると驚いていた


『…ごめん、今のは忘れて』


言っちゃ駄目な事を言ってしまい
直ぐに謝罪の言葉を口にした


彼からは何も返事が返って来ない


『…もう、寝よう…』


そう言いソファから立ち上がった時に
気が付いた…相当酔いが回っていると
自覚した


今のはお酒のせいだ


そう言い聞かせながら
ローテーブルの上を片付ける事もなく
ふらふらと寝室へ移動する


後ろから彼は着いて来て
先に私がベッドに入ると
彼は私に覆い被さった


『え、あの…尾形くん…』


私をベッドに組み敷きながら
猫のように頬に顔を擦り寄せる


「…なぁ、これ以上我慢出来ねぇよ」


彼は顔を一度離したが
部屋が暗くて
彼の表情は読み取れない


私が驚いていると
彼は私の唇を奪い、
今度は私が受け身になる状態


激しく繰り返すキスに
気持ちが良くなる


唇を吸われ
舌を絡ませて歯列をなぞられ
呼吸の仕方を忘れた


『…んっ…ぁっ…はっ…』


甘い吐息を吐きながら
どんどん気持ち良くなって
同時に苦しくなっていく


彼の胸板をぐっと押せば
漸く唇を離してくれて
大きく酸素を吸い込んだ




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