第1章 キス/尾形・現パロ※
「最初に仕掛けてきたのはアンタだぜ
健気にも我慢を続けて来た俺の理性を
ぶち壊しやがって…」
『…おがたくん…』
「それにアンタ最初に言ったよな?
"セックスは好きな人としかしません"と
…俺の事が好きなら、
この続きしても良いよな?」
今度は耳元に唇を寄せて
耳たぶに吸い付いた
『ぁっ…まって…』
「…待つのは得意な方だが
もうそれは聞いてやれんな…」
耳の奥まで響く
甘くて低い声に体がぴくりと反応する
そのまま耳を犯されて
ぞわぞわと鳥肌が立った
服の中に侵入してくる手に気付き
それを両手で抑えるが
上手く力が入らない
侵入した手は片胸を柔らかく揉む
寝る時はブラをしない私は
防御力が低く直ぐに侵略されてしまった
耳にかかる熱い吐息を感じ
徐々に雰囲気に飲まれて行く
彼の指先は胸の突起を避けながら
周りをくるくるとなぞり
焦らしてくる
耳は唇で愛撫されたまま
私の呼吸はどんどん浅くなっていく
私の理性は直ぐに剥がれ落ち
快楽を求め始めた
『…はっ…んっ…おがたくんっ…』
「ははっ、もう余裕がないのか?」
胸の突起を焦らされるのが辛い
でもそれを訴えるのが恥ずかしい
下半身に熱が帯び始め
股を擦り寄せた
「なぁ…俺にどうして欲しい?」
暗くて表情は分からないが
彼の顔を直ぐに想像出来た
今きっと悪戯っ子の顔をしている
負けた感じになるのは癪だが
求める快楽には抗えない
『…ちゃんと…さわって…
きもちよくさせて…』
これが精一杯だった
「ははっ…ちゃんと
オネダリ出来るじゃねぇか
元カレに仕込まれたか?」
『…そんなんじゃ…っ』
「どうだかな」
ぺろりと服を胸の上までめくられて
彼は直ぐに片胸の突起を口に含んだ
私の体はビクリと跳ねる
焦らされていた胸の突起は
直ぐにピンっと上を向き固くなる
『ぁっ…んんっ…あ…』
一段と甘くなった吐息を吐いた
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