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過去⏩️今 ~記憶の物語~[呪術廻戦]

第5章 実戦


『姫さまには今回の件が終わったら しっかり貴方を供養するように話をする』

「笑わせるな
この女は危険だ
相手を傷付ける事で快楽を感じる」


ヘビの言葉に、あすか は姫の顔を見た。

「虫も殺せないような顔をしているだろう。しかし本性は違うのだ。それで俺も殺された
俺だけじゃない。最初は小さな蟻だった
しかし、次第に対象は大きなものへと移って行き、鯉、カエル、ネズミも殺した」

ゾッとしながらヘビの話を聞く あすか。
今まで姫に殺された動物の呪力なのだろうか、呪力がヘビに集まっていくのが見える。

「俺はこの地の土地神だ
殺された動物たちの無念が集まり、様子を見に行った時、俺は この女に見つかり、殺されたのだ」

姫の首に巻き付き、ヘビは続けた。

「そのまま この女が絞め殺されるのを見ていろ」

ヘビが姫の首を絞め始めた。
操られている姫は抵抗すること無く、首を絞められている。

式神がヘビの頭 目掛けて攻撃を繰り出すが、シッポが邪魔する。
苦戦する式神に、あすか は宿儺が以前見せてくれた呪力の弓を出現させ、ヘビの頭に当たった。

しかし、相手は仮にも「神」だ。
呪力の量が足りなかったようで、姫の首から離れ、あすか 目掛けて飛んできた。

⦅ 速いッ!! 結界が間に合わない! ⦆

宿「…境(きょう)」

宿儺が結界を作り、そこにヘビを閉じ込めた。
しかし、結界に閉じ込められてもなお あすか に牙をむけるヘビに、宿儺は ケヒッ と笑った。
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