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過去⏩️今 ~記憶の物語~[呪術廻戦]

第3章  旅立ち


あすか の見解が宿儺の予想通りだったことに、宿儺は ケヒッ と笑った。

宿「良い…。あすか 俺はお前に興味が湧いた」

『……ハァ?』


クックッ と肩を揺らす宿儺に、怪訝な表情をしながら あすか は続きた。

『…呪いがすぐそこまで来てるのに何言ってるの…?』

宿「この程度の呪い、俺にかかれば一瞬だ」

『無自覚に呪いを出している人達をどぅやって止めるの?』

あすか は宿儺を見ると、宿儺と視線が合い、なぜか頬が赤く染まった。

宿「呪いの塊に俺の呪力を乗せる」

『呪詛返しみたいな感じ?』

宿「そぅだ。ただ、俺の呪力は強いからなぁ、呪いを出している人間は廃人か感情が欠落するだろうなぁ」

宿儺の言葉に息を飲む あすか に、宿儺は冷たく言った。

宿「酷いと思うか?
無自覚でも人を呪い殺そうといていた奴らだ、対価が生じないはずがないだろう」

宿儺の言う事ももっともだ。
そのため、あすか は無理やり自分を納得させ、宿儺に言った。

『私は…何をすればいい…?』

宿「一度結界を解け。
入り込んできた呪い全てに俺の呪力を乗せる」

『範囲が広すぎる…。出来るの?』

宿儺を心配する あすか だったが、宿儺は「俺を誰だと思っている」と言い、続けた。

宿「あすか、自分に結界が張れるなら結界を張っておけよ。
お前の呪力は強いから俺の呪力の対象になってしまうからな」

そして、宿儺は印を結び、 あすか に「解け」と言った。
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