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こいつは俺の_____なのだよ。【黒バス】

第2章 〜まさかの再開〜


もうすぐ授業の予鈴がなるらしく、真太郎と教室の前で別れて和成と席に着いた。


それから授業が始まった訳だが…俺の脳内は先生の話す言葉など一切入ってくる隙間が無いほど部活のことでいっぱいだった。


真太郎とまたバスケが出来るとと思うと、口元がどうしても緩んできてしまう。


まあ、それを和成にいじられたのは言うまでもないだろうけど…。



早く終われ!という俺の願いが通じたのか、午後の授業はどれもかなり短く感じた。


HRもようやく終わり、急いで荷物を担いだ。


「和成、早くいくぞ!」


まだもたついている和成。


しゃあねぇな…と和成のカバンを空いているもう片方の肩に担いで教室を出た。


「ちょ、詩翠!それ絶対重いって!」


慌てて教室から出てくると、和成は俺が持っていた和成の荷物を奪い取った。


「和成が出てくるのおせぇからだろ?つかそんな重くねぇし。」


「えっ…詩翠まさかの怪力…ぶっwwwwww」


…殴っていいのかこの状況は。いいよな?


真太郎がいいと言ったような気がしないでも無かったため、未だに笑っている和成の頭を俺的にかなり軽目にしばいた。


「いってぇ!!詩翠ー、もうちょい手加減してくれよー…。」


「かなり手加減したっつの。早く行くぞ!」


小走りで部室に向かう。


頭を押さえながらついて来る和成が可笑しくて、少し笑ってしまった。


真太郎に教えてもらった部室に到着すると、先輩と思しき生徒が既に数人いた。


「おっ、お前って水無月詩翠だよな!監督から聞いてるぜ。」


手間が省けたな。監督、サンキューです。


「えっと、貴方は確か宮地先輩、ですよね?」


蜂蜜色っぽい感じの髪の毛は宮地先輩。


「パイナップルが飛んできたりトラックが襲ってくると和成に聞きました。」


「高尾…轢く…!」


宮地先輩の殺意が湧いたその後で和成が部室に到着。


何も知らない和成に宮地先輩の鉄拳が飛んでいったのを俺は含み笑いしながら見ていた。
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