第2章 〜まさかの再開〜
授業中はずっと和成と話をしていて、バスケ部の事もいくつか教えてもらった。
なんでもシュートを絶対に外さないエース様とやらがいるんだとか。
そいつともバスケしてみてぇな…。
それから午前の授業が終わって昼休み。
和成と昼飯を買いに売店に向かっていた。
サンドイッチとカフェオレを買ったところで、和成の声が聞こえた。
「おっ、真ちゃんじゃーん!」
真ちゃん…?そういえばそのエース様を真ちゃんと呼んでいたような…。
エース様がどんな奴か見に行こうと和成の所へ行ったら…。
「な…何でお前こんなとこにいんだよ…!」
そう…そこにはこんなところにいるなんて思わなかった奴がいた…。
「それは俺のセリフなのだよ!」
どうやらこの緑髪のエース様、話し方は前から変わってないらしい。
「えっと…2人は知り合いなの?」
驚く俺たちの間にいる和成は状況があまり理解できていないみたいだ。
「ああ。こいつは俺の…幼馴染なのだよ。」
長い間会うことが無かった幼馴染、緑間真太郎。
そいつは俺がバスケを始めるきっかけになった奴だった。