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貴女を守りたい…【山田三郎】

第3章 First Step


桜side




それからというもの、私は何かと山田さんといることが多くなり
ました

席が隣ということが一番の理由だと思います



『あの…山田さん。数学でわからないところがあって、教えてもらえますか?』


「いいよ、じゃあ放課後図書館でいい?」


私の些細なお願い事にもこたえてくださいますし

けれど他の女の子が勉強を教えてほしいとお願いすると


「なんで僕なの?僕以外でもいいでしょ」


と言って冷たい態度をとっていらっしゃいます

ですが女の子たちもその態度を気にすることなく接しています
私にはそこまでの勇気はないので羨ましいばかりです



放課後、図書館で待っていると山田さんが来てくださいました


「じゃあ始めようか、もしかして前の学校で習ってなかったとこ?」

山田さんにはなんでもお見通しのようですね


『はい、前の学校はこちらの学校より進度が遅いのでその差を埋めようと…期末試験も近いですし…』


「そっか、じゃあまずここから…」


山田さんのわかりやすい教え方のおかげで分からなかったところが理解できます

人に教えられるほどにきちんと理解をなさっているのですね

学年1位を取るほどですし


帰り際、山田さんに何かお礼をしなくてはと思いお声がけをしました


『山田さん、今日はありがとうございました。お礼をしたいので私の家にご招待たいのですが』


「え…そんな、悪いよ。大したことじゃないし」


山田さんは申し訳なさそうに断ります

ですが、さすがにここは私も引けません


『そこをなんとかできないでしょうか、山田さんにはいろいろと助けていただきましたから』


私が珍しく押してきたことに驚きつつも、


「わかった。空いている日を調べとく」

とご納得頂けました
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