第3章 First Step
三郎side
なぜだか、東雲さんの笑顔に惹かれた
ふわりと笑う彼女が頭に焼き付いて離れない
「三郎?おーい三郎、三郎、どうしたんだ?ぼぉーっとして」
一兄が呼んでいることにも気づかずに
「はっ!すみません一兄何ですか?」
「いやぁ、家に帰ってきてからずっと上の空だからどうしちまったのかなってな。いつもより帰りが遅かったけどなんかあったのか?」
一兄に心配をかけさせてしまった、謝らなくては
「一兄ごめんなさい、今日転校してきた人に学校案内をしていたんです」
「そうなのか!どんな人なんだ?」
一兄は興味津々だけどなんでだろう
「東雲桜さんっていう女子なんですけど、いかにも大和撫子って感じで今まで会った女子の中では一番話しやすい方だなって思います」
僕はなんとなく思ったことを言っただけなんだけど…一兄はめちゃくちゃ笑顔
「そうかそうか、仲良くしてやれよ(三郎が珍しく女の子と接している…これはラノベみたいな展開になりうるぞ!)」
一兄が内心どんなことを考えているのか僕は知る由もなかった