第5章 Third Start
三郎side
「おはようございます一兄」
『おはようございます一郎さん』
「おはよう一郎兄ちゃん」
「おはよう三人とも、朝飯できてるぞ」
テーブルに並べられている料理は食欲をそそる
今日の朝食は焼き鮭にだし巻き卵、煮物に御飯と味噌汁の日本食
一兄、珍しいな
いつもはコーンフレークとか食パンとかなのに
「一兄、今日は日本食なんですね」
「ああ。いつもは簡単なものばっかりだったし、それに桜ちゃんもこっちのほうがいいと思ってな。」
『気にしていただかなくても…』
「まあいいじゃん、一兄の料理は美味しいんだから」
『そうですね、ところで二郎さんが起きていらっしゃらないようですけれど』
「二郎は毎日寝坊するんだよ、気にしないで食べよう」
席について箸を取り出された料理を口に運ぶ
丁度良い味加減で濃くも薄くもない
美味しくてどんどん箸の進みが早くなる
「どうだ、美味しいか?桜ちゃん、こんなもんで良かったか?」
「これめっちゃ美味い!」
「はい、もちろんです!この煮物の味付けがとっても好きですよ一兄」
『はい。料理がお上手なのは存じ上げておりましたが、これほどまでは思いませんでした。だし巻き卵は特に作るのが難しいといわれてますが形も味も整っていてとても美味しゅうございます』
「はは、桜ちゃんに言われると嬉しいな。どんどん食べてくれ」