第5章 Third Start
三郎side
「僕はお姉ちゃんが決めたことに従うよ。でも僕の意見も聞いてくれるっていうんなら…この家で暮らしたい。これ以上お父さんに暴力振るわれて苦しんで、いつも怯えるよう姿は見てられないよ。お姉ちゃん、もっと我儘を言っていいよ。ううん、言ってほしい。お願い、もう一人で溜め込まないで」
『っ!龍哉……。そうですね、龍哉の気持ちも大切にしなければいけませんね。わかりました。そのお誘い、受けてもよろしいでしょうか』
「もちろん!」
「改めてこれから宜しくな」
『ありがとうございます。ですがただで置いていただくわけにもいきませんから何かしらのお手伝いをさせていただけませんか?料理に掃除、洗濯、買い物…何でもやりますから』
「別にそんな事気にしなくたっていいんだぜ?だがまぁ…そこまで言うんだったら一つやってもらおうかな」
一兄が言いそうなことは大体見当がつく
『はい、何なりと』
「また美味しい料理を作ってくれねぇか?」