第5章 Third Start
一郎side
野菜や惣菜を並べ、カレーをよそってみんなで食べる
いつもは3人だけだけど今日は二人増えてなんだか家族のようだ
ふと桜ちゃんの方に目をやると器によそわれているカレーの量がとても少ない
っていうか少なすぎる
「桜ちゃん、そんなんで足りんのか?遠慮しなくたっていいんだぜ」
「そうだよ、兄ちゃんのカレーはめっちゃ美味いからさ」
『少ないように見えるのですか?私としてはこれでも多い方なのですけれど…』
いくら何でもこれで多いって
お茶碗一杯分くらいしかねぇぞ
「お姉ちゃんは昔から少食だからね」
にしても少なくねぇか
「「「『「いただきます!」』」」」
手を合わせてカレーを食べはじめる
今日も我ながらに上手くできたと思う
「んー!めっちゃ美味いよ兄ちゃん」
「とっても美味しいです一兄」
『これがカレー…このような美味しい食べ物があったなんて』
「美味しいよ一郎兄ちゃん」
「だろ?どんどん食べてくれ」
カレーを食べたことがなかった二人にも喜んでもらえたのは良かったな
そう思いながら俺もカレーを頬張る
「そういえば、桜ちゃんと龍哉くんはこれからどうすんだ?」
そう聞くと二人は顔を見合わせた