• テキストサイズ

貴女を守りたい…【山田三郎】

第3章 First Step


三郎side




「さぁ、ホームルーム始めるぞ。席に着け」




またいつもの日常が始まった

正直言ってこの学校の授業はわかりきっていて退屈

友達とは遊ばないで一人で本を読んでいるタイプだし

媚びを売ってくる五月蠅い女子を無視することが日課

でもなんか今日はいつもと違う



「まず、転校生を紹介する。今日からみんなと一緒に勉強する仲間だ」


『初めまして、東雲桜といいます。これからよろしくお願いします。』



彼女は礼儀正しかった

お辞儀をする所作は丁寧できちんと躾がされているように感じる



「じゃあ、席は窓側のいちばんうしろ、山田の隣な」



え、僕の隣?

まあうっとおしい女子よりはましか

そんなことを考えているとほかの女子が



「えー、三郎君の隣?いいなぁ」


「私の席と交換しようよ」


なんて言っている



先生も流石にそれはだめだと注意している

そういう女子って本当に呆れるな
/ 39ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp