第4章 Second Resonance
三郎side
「いい加減にしろゲスが!!!」
僕が叫ぶと二人はこちらに視線をやった
桜の父親は驚いた後、すぐに形相を変えて迫ってきた
「なんでガキが入ってきてんだよ、ここは大事な家族との空間だ。さっさと出てけ」
なんだと?
桜は大量の血を流して倒れ込んでいる
こんなに傷つけられて…
僕は腸が煮えくり返って、頭に血が上って止まらなかった
「大事な家族の時間だ?実の娘をなんだと思ってるんだよ!こんなになるまで傷つけて、命を粗末にするなんてお前は父親でもなんでもない!」
僕の言葉に苛ついたのか、今度は僕の胸ぐらを掴んできた
「他人にどうこう言われる筋合いはない。これは俺と桜との問題だ、首を突っ込んでくるな!」
そう言うと僕を突き飛ばした
「痛っ」
その様子を見た桜が必死に
『お父様、どうか三郎さんたちだけには…危害を加えないでください。いくらでも…お、お父様に付き合いますから…』
と足元に縋り付いている
すると父親は
「第三者が入ってきて邪魔だったからな、だがお前が付き合うというのなら彼らへの暴力はやめてあげよう」
と言い、また桜の肌にカッターを刺そうとした
だがその手は振り下ろされることなく一兄の手によって掴まれていた
「なっ…!」
一兄の強い力によって腕はミシミシと音を立てていた
「三郎、今だ。桜ちゃん抱えて家まで走れ。」