第3章 First Step
桜side
「そうなんだ!」
『友達が来ること、きちんと伝えていなくてごめんなさい』
先に言っておけばよかったですね
「別に大丈夫だよお姉ちゃん、仲良くなれたんだから結果オーライ」
そうですね、終わり良ければ総て良しと言いますし
『あっ、お茶とお菓子出してませんでしたね。どうぞ』
緑茶とお饅頭をお出ししました
お口に合えば良いのですが
「ありがとう、このお饅頭とっても美味しいね」
『そう言っていただけて嬉しいです』
「この饅頭お姉ちゃんが作ったんだよ」
そ、そんなこと言わなくても良いんですけれど
「そうなんだ。料理上手なんだね」
そう言われたとたん、胸がギュッと締め付けられたような感覚がしました
今までこのようなことはなかったのに
「三郎兄ちゃんはお姉ちゃんのこと下の名前で呼ばないの?」
突然、龍哉の口からとんでもない発言が飛び出ます
「え!?さ、流石に…はは…」
「えー?家に連れてくるくらいなんだからいいじゃん!それに、東雲さんって言われるとどっちかわかんねえし」
まあそれは一理ありますけど…
「うーん…考えておきます…」