第3章 First Step
龍哉side
客間からお姉ちゃんの声が聞こえた
珍しくお友達でも呼んだのかな?
お姉ちゃ~ん?
「あれ?おねえちゃんの声が聞こえたと思ったんだけどな、ってお客さんがいたんだ」
「あ、君は?」
お客さんってこの人?
「僕は東雲龍哉、桜姉ちゃんの弟だよ」
「君が東雲さんの弟君?」
「そうだよ、僕も一応東雲なんだけど。めんどくさいから龍哉って呼んでよ。ていうか名前は?」
「あっ、僕は山田三郎」
ふ~ん…なんか名前在り来たりすぎじゃない?
まあでも僕は気に入った
「そうなんだ、じゃあ三郎兄ちゃんってこれから呼ぶね」
「えっ!?い、いいよ」
「やったぁ」
そんな会話をしていると姉ちゃんが戻ってきた
『遅くなってすみません、お茶とお菓子をお持ちしました…って龍哉?どうしたんですか』
「姉ちゃんの声が聞こえたから入ってみたら三郎兄ちゃんがいたんだ」
『そうですか、というより三郎さんのこと三郎兄ちゃんって呼ぶなんて初対面の人に失礼ですよ?』
「僕がいいって言ったから心配しなくても大丈夫だよ」
『それならいいんですけど…』
お姉ちゃんは心配しすぎだよ
っていうか三郎兄ちゃんはなんで来たんだろう?
「三郎兄ちゃんってどうして家に来たの?」
「東雲さんがお礼をしたいというので来たんだけど」