第6章 実力がモノを言う
お金を払い店主に袋に巻いてもらうとナデシコは店から出てくる。
「すみません。わがまま言ってしまって…これらのお金は必ず返しますので…」
「別にいい。それより早く戻るぞ。海軍のヤツらが増えてきてやがる」
「は、はい」
2人は身長に人や建物の影に隠れながら自分たちの船に戻った。船に戻るとちょうどシャチもペンギンも戻ったのかバッタリ会った。
「あ、船長も今帰りっすか?」
「あぁ、そっちは?」
「まぁ、必要な食料は買いました。それより…」
シャチはナデシコが抱えてる大きな袋を見つめる。
「ごめんなさい、どうしても必要で…」
「あぁ、いや…それってもしかして武器?」
「はい!薙刀です!」
シャチの言葉にナデシコはニッコリ笑った。
「船長、彼女に戦わせるなんてむちゃっすよ!」
「あぁ…おれも思ったがてめぇの身くらいてめぇで守ってもらわねえと。俺たちだって慈善者じゃねぇんだ。
特訓はお前らに任せたぞ。」
ローの言葉に2人は「はぁ!?」っと驚いた。
「あの…早速ですが腕前見てもらっていいですか?」
ナデシコは2人に恐る恐る尋ねた。