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【東京卍リベンジャーズ】One Heart

第5章 8月3日


「シャツが張り付いて浮き上がってンだよ。和月の細ぇ腰も、胸のカタチも」


「!」


なるほど……と理解した瞬間に、アタシはボッと顔が熱くなるのを感じた。


マイキーは「やっとわかったか」と言いながら、腰から手を下ろして、アタシの太ももに触れる。


「脚も出してるし…すげぇヤだったんだよ!みんなして見やがって!和月はオレのなのに」


「いやぁ、みんな喧嘩に夢中でそれどころじゃなかったって、多分。誰も気にしてないよ、うん」


「愛美愛主の奴らが見てたんだよ!半間にも目ぇつけられやがって……ふざけんな」


「っ、ふ…」


マイキーの手に太ももから腰を滑るように撫でられて、アタシは思わず声を漏らした。


「ペーの誘いに一人で行くし、勝手に怪我するし、半間に触らせるし……」


「け、怪我はコケただけだってば。半間との事も、喧嘩中に腕掴まれたってだけで……」


「うるせぇ。言い訳すんな」


マイキーに睨まれ、アタシは口を噤む。


今日の事で怒らせてしまったのは、結局全部アタシのせいだから……言い訳しても余計怒らせるだけだ。


マイキーの手が、アタシの頬に触れる。


「和月……オマエは、誰の?」


黒い瞳が真っ直ぐ、アタシを見つめる。


こういう質問はホントに苦手……


「マイキーの……万次郎のモノだよ」


口にするには恥ずかしい言葉を言わされて、アタシはまた顔が熱くなるのを感じた。


そんなアタシを、マイキーは満足そうに見つめながら、頬の手でアタシの顔を引き寄せる。


ゆっくりと、マイキーとアタシの唇が重なった。


「んッ…」


触れ合ってすぐ、舌が侵入してきた。


今日は早いな…とか、考えてられたのは最初の数秒だけで、余裕はすぐになくなる。


「んっ、んぅ」


リップ音がなる度深くなってくキスに、アタシの体はビクビクと反応する。


自分のカラダが段々と言うこと聞かなくなってく、この感覚が、好きじゃない……


後頭部と腰に回されたマイキーの手に、体を抑え込まれて逃げられない。


「はぁッ……」


離れてもすぐ、唇は深く重ねられた。


「っ…ん゙ん゙〜」


「ん…」


鼻に抜けるマイキーの声が、耳に響いて一層恥ずかしい。


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