第5章 初めての。買い物編
勢いで自分も行くって言っちゃったけど、さすが週末のショッピングモール…人多いな…
私まではぐれてしまいそうだ…
月島「電話も出ないし、何してんのあの人達…。」
芽依「あ、ちょ…まっ…」
人が多くてついて行くのがやっとだ。
月島「はぁ。はい。」
手を出される。
え、なんだろう…
お、お金いるとか?
芽依「い、いくらでしょう…?」
月島「何言ってるの。手、君まで迷子になったら面倒でしょ。」
芽依「あ、はい…///」
なんだか手を繋ぐの緊張する…
蛍もぷいっと前をむいて、どんどん進む
手汗とか大丈夫かな…
結構探し回ったけど全然居ない…
ちょっと疲れたな…
月島「ちょっと休もうか。」
いつも部活してるのに、休もうって、気を使ってくれてるのかな…
正直ありがたいけど…
芽依「で、でも…っ」
月島「いいから。」
で、2人でベンチに座る。
ちょっとまっててって少しどこか行ったとおもったら、
アイスクリームを買ってかえってきてくれた。
チョコといちご
月島「チョコでいいよね?」
芽依「うん。チョコ好きなの…!ありがとう!」
チョコ好きなのいつ知ったんだろう?
あといちごって…以外で可愛いところあるんだな
ってニヤニヤしてると
月島「何ニヤニヤしてるの」
芽依「蛍がいちごとか意外で…」
月島「別にいいでしょ。それより早く食べなよ。溶けるよ。」
芽依「わわっ…」
アイスが手に垂れる
すると…ペロッ
蛍が私の手を舐めた
芽依「へ。…!?///」
月島「ちょっと食べたかっただけだから///」
芽依「あっ、そ、そうだよね!///」
蛍の顔が赤かった気がするけど、熱いからか…
勘違いするところだった。
その時、電話が鳴った。
でも、手がアイスでベトベトで取れない
芽依「ポッケに携帯あるから出て?」
多分、先輩からだろう
何せ私の携帯が鳴ることなんてほとんどない。
月島「え、どこ?」
芽依「ここっ」
私は立って
携帯が入っているワンピースのポケットを手でさしながらお願いする
月島「〜っ////(そんな所さわっていいの)」
ちょっと困った顔をして蛍が携帯を取ってでた。