第4章 2人の復帰
片付けもほとんど終わって
皆、それぞれに集まってなんだか盛り上がっている
元気だなぁ…
でもそんな中、1人で座ってる人が1人…
芽依「お疲れ様。」
そんな蛍の隣に座る
月島「な、なに。」
芽依「皆元気だなと思って」
月島「混ざってくればイイじゃん」
芽依「私には…眩しすぎて…あははっ」
月島side
そういった芽依の顔はなんだか寂しそうだった。
月島「うるさいの間違いでしょ。」
芽依「言うと思った。」
少しの沈黙が流れる
芽依「蛍と居ると…落ち着く。」
な、なに急に。
女子が体良く僕に近づくために使うセリフと似たようなことを言われて正直焦る
でも、芽依はそんな奴じゃないと思う
月島「なに?僕と一緒に居たいですアピール?」
いつもみたいに馬鹿にしたように言う。
本当は一緒にいたいのは僕の方だ。
芽依「え?3年間一緒に部活出来たら…そ、それに…ずっと友達でいられたら…/////」
月島「あっそ///」
そーゆー意味で言ったわけじゃないのに、照れながら言われるからこっちまで照れる
菅原「なんだなんだぁ?いい雰囲気か?」
ニヤニヤしながら菅原さんがこっちに気づいてやってくる。
でもなんだか目が笑ってない気がする。
月島「別に。」
それだけ言って立ち去ろうとすると
菅原「何話してたんだよー」
月島「…」
菅原「無視すんなぁ!」
菅原さんは芽依の事が好きみたいだな。
菅原さんだけじゃない、この部活の大抵の人は芽依の事を気にしている
僕には関係ないけど
って思いながらなんだかモヤモヤした気持ちが消えなかった。
芽依side
友達で居たいって言うのもなんだか緊張したなぁ…
なんて考えていると
先生「あ!明日からの土日の2日間、他の部活との関係で体育館使えないから、休みにします。合宿までもう少しなのでしっかり体を休めておいてください。」
正直毎日部活詰めだったのでちょっとありがたい
合宿の買い出しにも行きたかったし
翔陽達はバレーしたいって騒いでるけど…
ほんとにバレー馬鹿…大好きなんだなぁ