第2章 入学と出会い
土曜日
私が体育館の前に着くと、月島君、山口君と昨日の2人が立っていた。
月島「おはよう王様(ニヤッ)」
と、話しながら、睨みあっていた。
仲良くすればいいのに……
運動着に着替える為に部室に入ると、清水先輩がいた。
芽依「お、おはようごっ…ございます…!」
清水「そんなに緊張しなくて大丈夫だからね。」
なっ、なんとお優しい人っ!凄く美人だし、みんなからも好かれてるし、私もあんな人に慣れたら…なんて……。
清水「じゃあ着替えれたら一緒に行こっか。」
芽依「は、はい!ありがとう…ございます!」
そして清水先輩と一緒に体育館へ向かった。
ガラガラガラ
清水「おはようございます。」
芽依「お、おはようございます…」
縁下「ちわーす。」
オレンジ頭君「美女だぁ。あの美女がきた!なぁなぁ、やっぱあの人マネージャーかなぁ?あ!あの時の可愛い子もいる!あの子も、マネージャーかなぁ?」
田中「清子さん!今日も美しいっす!」
清水「…」
田中「ガン無視!興奮するっす!」
澤村「よーし、じゃあ始めるぞぉ。月島達の方には俺が入るから。」
キャプテンが入るんだ!心強い…!
オレンジ頭君「えぇー!キャプテンが!?」
澤村「ははっ。大丈夫だよ。攻撃力は田中の方が上だから。でも、手は抜かないからな。」
月島「あーー。うんんっ。小さいのと田中さんどっち先につぶっ、抑えましょうか?(ニヤニヤ)」
オレンジ頭君「んんっ!?」
月島「あ、そうそう、王様が負けるところも見たいですねぇ(ニヤニヤ)」
山口「ちょっ、ツッキー、聞こえてるんじゃ…やばいよ。」
月島「聞こえるように言ってんだろうが。冷静さをかいてくれたら嬉しいなぁ。」
ほんと、山口くんの言う通りだよ…田中先輩も王様君も怖そうな人なのに…
背後から刺されたりしちゃうよ……。
澤村「月島…。いい性格の悪さしてるねぇ(苦笑)」
月島「特に、家来達から見放されて一人ぼっちになっちゃった王様が見ものですよね。」
王様君「…っ」
田中「ねぇねぇ〜今の聞いたぁ?あぁ〜んな事言っちゃって♡月島くんてばもぉほぉんと♡……………すり潰す(怒)」
オレンジ頭君「べーー!」
あぁぁぁぁ……