第2章 入学と出会い
月島「すごくピッタリだと思うよ。王様。」
?「なんなんだてめぇ…」
月島くんが歩いていく…怖くて、歩けなくて、手を離してしまった。
月島「県予選の決勝、観たよ。あんな自己中トス良くほかのみんな我慢したよねぇ。僕ならむり。あ!我慢出来なかったからあぁなったのか。」
…どういうことだろ…?あの、目付き悪い子(失礼)のトスミスが多かったとか?それで喧嘩になっちゃったとかかな…?
とか考えてると、王様?が月島君の胸ぐらを掴んだ。
えっ!暴力はよくないよっ!こわい!
山口「ツッキー!」
…と思ったら、すぐ離して王様はその場を離れた。ほっ…
私と、オレンジ頭の子はあんまり状況が理解出来ずに、2人見ていた。
?「きりあげるぞ。」
?「おっ…えぇ…おい!」
月島「逃げんの?王様も大したことないねぇ。土曜の試合も王様相手に勝っちゃったりして。」
さっきも胸ぐら掴まれたのにやめなよぉ…!
と思ったら、さっきのオレンジ頭くんが月島が上に投げているボールをジャンプして取った。
て、えっ…!すごくジャンプしてない…!?
?「王様王様ってうるせぇ。俺もいる!試合でその頭の上撃ち抜いてやる!」
月島「は?」
急に月島くんの機嫌が悪くなった気がした。
?「うぅ…なんだこらぁ…おらぁ…やんのかぁこんにゃろぉ…」
月島「そんな気張んないでさ、明るく楽しく程々にやろうよ。たかが部活なんだからさっ(ニコニコ)」
?「たかがってなんだ!」
月島「そのままの意味。じゃあまたね。」
?「おい待てこらぁ!おまえ、結局何処のドイツだ!」
そしたら2人は自己紹介をして先に行ってしまった。
私はハッとしてから2人の後を追いかけた。
?「さっきの女の子だれだろうな。」
?「あ?そんなやついたか?」