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体は子供頭脳は大人 僕、五条悟(4歳)

第2章 私、保護者になる(任務)


「やっと来たか……」
『あのぉ~……、』

正直言って医務室の空気は深刻。重い、何Gの負荷がここだけ掛かってるんだ?という程に。その重さで私は医務室に入った所で足がこれ以上進まない。そしてぎゅうぎゅうとしがみつく悟君がこの重苦しい空気が嫌なのか抱きついたままに縮こまってる。怖いんだろうか…と思わず小さな背をなでなでトントンとあやす。
この謎のトライアングルフォーメイションでの待機に困惑する私に夏油が片手を軽く挙げた。

「言わずとも分かるよ、君が抱き上げてるその子の事だろう?」
「任せると言った手前、私にもに悟の世話は大変だろうと相談していた所なんだが…」

『は、はい…??』

よく分からないけど。まあ私は学生って身でもあるし、学業中はどうしようもない。実際今はクラスメイトの皆が授業中だしいずれ私も教室に戻らないといけないんだけど。たまたま私は硝子に呼ばれてたっていう、当初の目的を思い出して来たからこの悟君をどうするかなんて考えてなかった。いや、血の繋がりがあるであろう、あンの男を見つけるのか先か。
硝子が座ったままに私を指差す。

「、その子を面倒見れそうか?」
『悟君を、ですか?』

しがみつく少年が少し力を緩め、顔を上げ私にその表情を見せた。

「……ねえ、おねえさん。俺をグラサンや前髪のオジサン達に売らないよね?」
『……ぐっ!!』

眉を下げ大きな瞳を少しばかり潤ませおねだりをする子犬のような表情。さっきまでの生意気さが蒸発してる、これは断れないやつだ…!
ひとり少年の可愛さに呻いて居ると遅れて私みたいなうめき声、「…ぐっ!」という声。夏油だ、夏油にも何故か聞いてるみたいで。

「なんでタメにオジサンって言われなきゃならないんだっ!」

『……タメ?』

リピートアフターミー、"タメ"。
瀕死のダメージ(精神)から項垂れる夏油を見て、面白くなさ気な表情になった悟君を見て、その流れで学長と硝子を見た。
先に口を開いたのは学長。腕を組み、はあ、とため息を吐いて。
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