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体は子供頭脳は大人 僕、五条悟(4歳)

第7章 謎は全て解けた!


少しだけやりすぎかな、と思うけれど一日掛けて騙してたんだと思うとやらかしたオイタにはもう少し仕返しが必要な気がする……。
悟の着替えを持ってくるか、と下着とインナーを持ってくると、夏油がははは、と笑っていた。

「……ふふ、とりあえず元に戻って良かったじゃないか、オジサンは嬉しいよ!」

パァン!と良い音を立てて悟の背を叩いたらしい夏油。無限を外では張ってるという悟、室内では私を受け入れるから、と解いていて油断をしていたらしく…よりによって素肌を叩かれたもんだからハイタッチばりに良い音だった。叩かれた方はひとたまりもない痛みのはず。
悟は背を弓なりに手を回してさすっていた。

「い゙っでぇっ!ンだよその馬鹿力っ!だーかーらー悪かったってば!」
『本当に反省してるのかな?悟君は?中身は子供のままじゃない?大丈夫?』

夏油と同じく、素肌の背を叩く。ペチン、という音に悟は「ー後で仕返しするからねー?」と擦りながら言い、これ以上私から手は出せないと判断して。

『夏油さん、私はゆっくり朝食作ってるんで悟の事をよろしくお願いしても…?』
「ああ、任された。じゃあ悟君、お着替えの時間だよ……?」

言葉にするのも恐ろしい笑みを浮かべ(背景に地響きのようなゴゴゴ…が見える…)大人である悟の服を私の手から受け取ると夏油は悟にチラつかせてる。
うん…仲が宜しいようでなによりです。ただもうちょっと夏油にシバかれさせておこう。
見てる間にパチィン!という追加の張り手音。「張り手やめろォ!」と呻く悟。可哀想なんて今は思わない、もっとやられておけと思っているけれどさ?もう二度と悟には幼児化されたくないもんだ…!私が私で無くなる感覚を思い出す。瞬間的にママになりかけてた、アレ。
踵を返し、悟の部屋側から私は自分の部屋へと戻った。これは硝子と学長にも報告だな、と私はとてもゆっくりと朝の支度を始める事にした。

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