第7章 新年早々出久くんとイチャラブ姫始めしたいなと思う話
こす♡こす♡こす♡スリ♡スリ♡スリ♡
『ん、はぁ…♡ココ、苦しそう…」
「っく……♡う“っ…」
『ねぇ、本当はどうしたい?』
「ダメだっ…そん、な…♡あっ、だめ…♡」
どっちの意味を指しているのか、直接聞かなくても大体表情に出るから分かりやすくて助かる。中々白状しない舌を艶めかしく舐めずり回し、緑谷を酸欠気味に追い込んだ後、自分たちを覆っていた布団の中へ潜り込んだ。
その行動に嫌な予感がした彼が慌ててバッと上半身を起こしたと同時に、秘多の身体が両脚の間に割り入る。ちょ、えっ、まっ…、など意味不明な言葉を発して酷く困惑している様子をよそに、そのままスボンと下着に手を掛け一気に引きずり下ろした。
「あ”ぁっ…!♡♡」
『んっ…!わ……♡』
抑え込む物がなくなり勢い良く飛び出すイチモツが、思いがけずペチンっと音を立てて秘多の頬に当たってしまった。なんて熱くて、硬いっ…、それに鼻にツンと来るようなこの独特な匂い。少し顔を離して、目の前に立ちはだかる棒状のシルエットを舐め回すようにガン見していると、感心と興奮と動揺が一緒に混じって複雑な気持ちになる。
『興奮すると、ふぅ…♡いつもこんな…♡』
「息、掛かってっ…ん“っ♡」
『ふふっ……ピクピクしてる、可愛い…♡んっ♡』
脱がしたスボンと下着を布団の外に放り出し、挨拶がわりにと鈴口のラインから裏筋にかけて口付けを落とす。蒸し返すような雄の匂いと熱気に圧倒されつつ、ちゅっちゅっと唇のみで愛でていたら緑谷がそれを我慢ならんと言うような表情で、秘多の髪に指を絡ませた。
『んっ…どうしたの?』
「っ……、分かってるくせに…」
『出久くんさっきからダメだって…』
「……で、して…」
聞き取れてなかったけど、なんとなく察せる。でも翻弄される身の気持ちを少しでも知って欲しくて、敢えて知らんぷりで聞き直した。
「口で、してっ……!」
『してるけど…ん♡、何か問題でも?』
「っ…!!」
意地悪く煽ると、苦痛のような唸り声が緑谷の喉から絞り出された。
「く、口に加えて…舐めて、くださいっ」
これでいい??と訴え付けるように睨みつけてから緑谷がそっぽ向く。耳まで赤くした横顔が不貞腐れた猫みたいで可愛いなと思い、含み笑いながらその要求に頷いて見せた。