第4章 折寺中を訪れたら出久くんとわいせつ行為をしちゃう話
その間に、空いている片方の手で彼女の服を捲りあげ、ブラのホックを外すしてあげると、そのまま胸の素肌に手を伸ばす。既に芯を持ち始めた小粒を、無骨な指で軽く摘んでは嬲り、弾いていく内に興奮が高まってきたのか、お互い下半身を捩らせた。
『はぁ♡むっ、いじゅふ…ひゅん、もう、ひゃわっへ♡ んっ…』
「君は少し露出癖を直した方良い」
『ほんな、ひゃっない…♡んっ、ん♡ うっ…!』
一種の性感帯である上顎をぐりぐりと押され、苦しそうに呻きながら、口辺から唾液が滴る。初めて情事を重ねた時よりも感度を増した乳首を乳輪ごと抓られ、ピンと引っ張られると、彼女の背が仰反った。自分が少々マゾ気質なせいか、緑谷のあしらい方も一段と乱暴になったような気がする…。
『いひゃっ…♡あっ…ひくびっ』
負けじと秘多はズボンを押し上げている熱に触れ、柔柔と撫でてからチャックの中身を取り出す。顎を捉えられて視線は下ろせないが、指に伝わる感覚だけでも十分その獰猛さが物語れる。
「んっ…♡ぅっ、僕だけだから、密ちゃんのそういうとこ…許せるのっ」
『ふぁ…っ♡うん、嬉し……あぁ♡ゆびっ♡』
「ぐちょぐちょ……っ」
スカートの中に忍び込ませた緑谷の手は下着の隙間を通り、指の腹を陰部に擦りつけた。わざわざ彼女の口を使ってまで、濡らす必要なかった指はとろみのある汁でさらにふやけそうになる。その汁を、硬さが施された突起物にまんべんなく塗りたくり、クニクニと擦り付けると、秘多は堪らず腰をくねらせた。
「もうこんなに…人の机だよ?汚してもいいの?」
『あ、いやっ…♡そ、んなの、ん♡だめ…』
「じゃあ、やめる…?♡」
『うっ…!♡やらぁ、ん♡もっと…してっ♡』
曽て自分達が授業を受けていたこの教室で、互いが互いの性器に触れ、慰め合っている。しかもそこは過去に緑谷が座っていた机という事実に背徳感で全身が震え上った。
彼の指でゆるゆると中まで解されながら、熱を帯びるイチモツを懸命に扱いていく。硬さを増したモノが腹に付きそうなほどそそり立っていて、先走りを垂らしている。ソレが自分の手淫によるものだと自覚すると、秘多は嬉しさできゅーっと中の指を締め付けた。