第3章 我慢出来なくて朝っぱらから出久くんと野外でガッツリしちゃう話
舌が艶めかしく裏筋から亀頭へかけて這い内頬で竿全体を擦り付けられたら到底我慢なんて出来なくて、抗えない衝動に涙が浮かんでくる。
「もっ、はなし、ん”んっ!♡」
限界だと伝えようと秘多の頭に手を置き視線を送るが、惚けた瞳が合ってしまい逆に煽られた。幾度の濃密な口付けを交わしてきた舌と唇が今男性器を咥えて慰めようとしている。
それも中学の頃からずっとその清楚で大人しい印象を崩さない娘が…こんな卑猥なっ。
ビュク♡ビピュッ♡びゅるるるるるる♡♡
『んん…!♡んむっ?』
腰を大きく震わせた緑谷の鈴口から勢いよく熱が放たれる。言葉通り口で受け止めている彼女も困惑ししっかり飲み下そうと頑張るが、予想外な量と濃さに耐えきれず残りを咳と一緒に吐き出した。
それ程溜まっていたのだと理解すると、全部受け止めてあげられなかったことが無念でならなかったと秘多は、青臭い白濁の液が口元から糸を引いて地面に溢れるのを目視していた。
「ご、ごごごごめん!密ちゃんっ、は、早く出した方が」
『んっ…♡平気、出久くんのだし。イッた時の顔、とても可愛いかった』
「!…もう、どうして君はっーー」
絶頂から我に返った緑谷があたふたと誤ったり叱ったりしている最中、「気持ち良かった…?」と秘多が意地悪に問うと彼は急に静かになり顔を真っ赤にして頷いてくれた。
しかし、そう平然を保っていられるのも束の間。口元を拭い、分けてくれた水で口内を清めた後、秘多は緑谷の首に両腕を廻し、何かを要求するように見詰めてくる。これからとんでもないことが起きるのを予感して、抱き締められた少年の喉がごくりと鳴った。
『次は君がして……♡』
「こ、ここで??でも、もう明るくなるし…せめて、ちゃんと二人きりになれる所でっ…!」
『嫌だっ…♡また我慢なんて、私だって出久くんに会いたくてずっと溜まってるのに……』
「えっ……」
無自覚に発せられた言葉に、両側の双眸が見開く。無性に恥ずかしくなった秘多が肩口に顔を埋めるとはぐらかすように質問を投げかけた。
『出久くんはさ……会いたくなかった?私のこと』