第3章 我慢出来なくて朝っぱらから出久くんと野外でガッツリしちゃう話
愛でられてピクピク身を捩っている秘多が私服姿だからか、また違った背徳感で興奮した。しかし、濃厚な口付け送り続けながら胸に手を置いた途端、妙な違和感を覚えるのだ。服の上からにしては、あまり柔らかすぎるような…そしてこの粒のようなモノは?
改めて揉み込み確信した瞬間、緑谷が秒速で手と顔を離した。
「え…ちょっと、な、なんでノーブラ??」
『会ったらきっとこうなるんだろうなーと思って…』
「何考えてるのっ、誰かに見られたらどうするつもりなーー、あ“♡」
『興奮してるくせに……えっち♡』
叱ろうと緑谷が試みたものの、急にスボンの膨らみを弄られ逆に情け無い声が出た。この場で最も破廉恥なのは果たしてどちらなのか。一人でやるのもご無沙汰だった為、抵抗しようにも迫り来る快感で手が出せない。
互いの荒い呼吸を聴きながらズボン越しにこすこす撫で回されるだけで身が震える。気持ちいいっ…辞めないで欲しいと密かに願う。そんな無抵抗な彼が愛らしいあまり、秘多は少し湿った手を半ズボンのウェストに引っかけると、下着と一緒に引き下ろした。
「密ちゃん何してっ、それはダメ…!」
『大丈夫、口で受け止めてあげるね。君は周りに誰もいないか見張ってて♡』
「あぅ…っん、ほんとに…やめっ、ん♡」
いつの間に足元に移動した秘多の前に、汗が混じった雄の匂いを漂わせるイチモツが聳え立つ。じっくり見たことなかったからか、眼に焼き付ければ焼きつく程余計獰猛さが伝わってくる。全くもって彼の優しい顔に似つかわしくない。だがそのギャップを彼女は愛してやまないのだ。
気迫で怖気そうになるのを堪え、彼女は入れられる分量だけ口に含ませた。上手なのか下手なのかは置いて、ただひたすら舌を動かし、溢れ出たもの丁寧に伸ばす。ちょっと苦しいなと思いつつも懸命に頬張ると、緑谷の内脚が小刻みに痙攣し始めたのが分かってつい嬉しくなる。
ジュルジュルジュル♡ジュポ♡ ジュポ♡
「んぐ♡、んん…ぁ、それやばっ、い“♡」
『ふ、んむ♡んぅ...』
周りを気にしながら溢れ出る声を必死に抑える。キスやちょっと触るくらいならギリセーフで許してきたが、もっと過激なことをするとなれば野外は流石にマズイ。空は明るくなる一方で、もう直ぐ人が活発的に動き出す頃だ。