第12章 疲れ勃ちした出久くんとヤリたい放題のバカンスに沼る話
行為自体は気持ちいい。気持ちいいのだが、初っ端から激しい為、もう少しゆっくりと懇願を口にしてみても、聞くに耐えない嬌声や摩擦音に即上書きされてしまう。
「ごめんね……中ぎゅってされると僕も気持ちいいから、そのままイキ続けて♡」
長いストローク毎に、ごめん、ごめんねと彼が低くぼやいていた。それは何に対しての謝罪なのだろう。親愛の対象であるはずの人物を半ば弄物のように扱ってしまっていることに対してなのか、或いは彼を待ってくれてる者たちに向けての言葉なのか。分からない。
悦楽に思考が毒されていく内に二人はソファの側まで来ていた。突として緑谷に優しく押し倒されたかと思えば、両脚が顔の真横に来るよう半身をねじ伏せられ、恥部が真上を向くようなはしたない格好にされてしまう。
に゛ゅろろろろろろぉぉぉ……♡
『あ゛っ♡あ゛っ♡ あ゛っ♡ あ゛っ♡ あ゛っ♡そ、な゛っ……♡』
そして彼はほぐれきった淫肉を削り上げる形でモノを引き抜いては、
ズパンンンッッッ♡♡♡ヂュブンンンッッッ♡♡♡
『あ゛、あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛っっっ…!!♡♡♡』
全体重を乗せた一撃を雌穴に食らわす。ひたすらその繰り返し。
『っお゛、んっ゛……♡かっ、かんじる゛っ♡お、まんこのなか……いじゅくの、いじゅくの♡いじゅくくんの゛ぉっ……!♡♡』
性器から頭の先まで一直線に貫かれる感覚。飢えた雄犬みたく力まかせに腰を振りたてられるのも快感ではあったが、今のように遅く、ピンポイントで弱点を抉りまわすかのような責め方もまた違った淫楽を浮遊させる。
何度も何度も、蜜壺、精神もろとも掘削され続けた秘多は、淫猥な面持ちで喘ぎ散らして絶頂の荒波から逃げられずにいた。眼には涙が、鼻腔からは鼻水が、閉まらない口辺からは唾液が垂れ落ちている。だがその表情には苦痛の色はない。むしろ肉感を甚振られて心底嬉しいといった感じだ。
パンパンパンパンパンパンッ♡♡♡バチュバチュバチュバチュッ♡♡♡
「あ……♡はぁ……♡懐かしいな……密ちゃんの、今にもトビそうって感じ好きなんだ」
『はへっ♡はへ♡ お゛っ♡♡い゛、いっぐ♡またいぐ、いぐ、いぐ、いぎう゛う゛ぅ゛っっっ♡♡ん゛、ん゛ん゛ん゛っっっ♡♡♡』