第11章 シーツのストックなくなるまで出久くんに泣かされる話

しっとり火照った上半身は依然として視姦され、その突起物は多彩な自己主張をするかのように固く尖っていた。そんな雌じみた痴態を前に、緑谷は食い散らしてしまいたいという欲をぐっと抑えて、喜色の浮かんだ口元を開かせる。

「ふふ…でもあんまり弄りすぎるといつか敏感になり過ぎて、下着擦れただけでイっちゃうかもしれないよ？♡一生スケベおっぱいのまま生活することになるよ？♡密ちゃんがそれでいいって言うならたくさん弄ってあげるけど？」

そして今にも暴れんばかりの亀頭が、返事を急かそうとスポットを揉みほぐした。くちゅくちゅという艶めかしい音が、より湿った感じになると同時に、秘多が発する喘ぎ声も段々濁っていく。

ヂュポンンンっっっ♡♡ヂュパンっっ♡ヌ"ヂュ♡ヌ"ヂュ♡ヌ"ヂュ♡

『あぎ、い"っ、いぃ…！♡♡しょんなぁ"…ひぃっ、あ"、う"ぅ♡ず、ずるい"♡どうぢ、しゃれたら…っきもぢぃにーーん"、んふぉ"っっっ？！♡♡』
「チクニー狂の君からすれば、そこまで悪いことじゃないでしょ？本当に辛かったら僕に頼んで慰めてもらえばいいじゃん♡」

辛抱などできる訳ない…。乳輪を優しく掠める指先の感触だけで、意識は決まってイエスと即答する。少し意地悪な口調と裏腹に、性感帯を徹底的に可愛がる彼の手技は酷く優しくて、四肢が大袈裟なほどに突っ張った。

いつの間に作り替えられたのだろう。以前は、乳首責めに於いて焦らしながらの優しい愛撫を好んでいたはずが、今は乱暴に扱って欲しいとしみじみ思うようになってきている。

さっきまで涙を拭ってたヒーローの指が、小振りな柔肌と乳輪の境界線ばかりなぞっているのを眼にする度に、意識が全て乳首に集中して、気が気ではなかった。

『はふ、ん"んっ♡♡いじわる、や"あぁっ♡もっ♡ずっと、すけべでいいっ…♡いずくくんっ…あ、あ"っ、あ"う♡おねがい、しま…ん"っ、っっ♡♡』

我慢に我慢を重ねた結果、既に発情マゾヒスト体勢に入ってしまっている秘多を見た途端、緑谷は内なる情欲が発火したのを身体に感じたように思った。そうすると彼は叱るように、或いは教え込むように、小声で毒突きながら腰を激しくしゃくり上げ、合わせて乳房を嬲る手付きも粗暴になる。