第11章 シーツのストックなくなるまで出久くんに泣かされる話
『はぁ…♡我慢、してた…?やさしくっ…ん"ん♡できて、な…あぁ"っ ♡あっ、やぁ♡』
「あんなエッチな格好で、必死に僕のこと呼ぶからっ…あ、っ♡ヌきまくっても、全然足りないよ…」
『ひ、うぅ"♡んぁ、ん、ぁ…!♡恥ずか、し♡あ"う、しょれ、い、いいっ♡♡しょこ、ほしいの"ぉ…♡』
緑谷は仰向けの女体を離さないように腰を鷲掴んで、欲のままの力強いピストンで膣壁を穿ち、畳み掛ける。抉りに抉られ抜かれた直後、純白のシーツの上で全身を捩りたてながら、秘多は艶めかしい悦の声を上擦らせた。
そろそろ頂に達してしまう。もう少し長く愉しみたいと訴えるように、両腕両脚で彼にしがみついては夢中で名前を呼び続ける。やがて熟した両者の肌は桜色に染まり、密着する度にしっとりと汗ばんでいく。
「ん"、っ…♡そ、そんなにギュってしたら動きづらいよ…」
『いずくっ…♡また、縛って…♡んはっ、はぁ♡』
「もしかして…気に入っちゃった?」
『う、うん…♡でも今度は、はなれない…でっ♡ふぁ…あ、う♡いずくくんの顔みて…っ、ん"ん♡イ、イキ、たいっっ…!♡♡』
あぁ、もう……、と呆れたように彼が口走る。生憎さっき使われた麻縄は既に処分されてしまったらしいが、どうにかリクエストに応えたいと、そこで緑谷は思わぬところで才覚を発揮する。後処理の為に使ったフェイスタオルが眼に入るや否や手にしてはビリビリと何等分に破いていく。
「手、貸して?」
其れ等をロープ代わりに、両手首と両肘それぞれ合わせるように巻き付けてからヘッドボードに括り付けられる。麻縄と違い、布系だと肌に優しく、痛みもしない。実にシンプルな拘束だけども、相手の身動きを制限するには役立っていた。
淫靡な疼きは急激に高まり、張り詰めていく。それを早く解きほぐしてほしいと、興奮気味に瞳を光らせる秘多が更に要望を追加する。
『あぁ…♡ふぁ♡あん、あ"、あのっ…ち、ちくび…触って♡ちくび、いっぱいくりくり、ぎゅうぎゅう触って♡』
いやらしい部分を余す事なく晒しだし、服従のポーズに似せた格好をされるも、秘多は恍惚と息を荒立てる。