第2章 門限破ってまで救けに来てくれた出久くんと濃密な一夜を過ごす話
一度だけお目に掛かったことがある形の良い胸と飾りに、緑谷の視線が留まる。気のせいだろうか、以前より艶かしさが増したような気がする…?
『んっ♡』
「……凄いね、硬くなってる」
『んん♡ごめ、さっきので…ぁっ♡』
「え、さっきのキスで?」
両手が胸の膨らみをやんわりと掴む。指が沈むほどの柔らかさに感心した彼は、興味本位でコリコリとその突起物を弄り出した。戦いで得た手の平の傷跡やタコの感触がより刺激を与えてくる為、触れる度に彼女の身体がしなる。
汗ばんだ肌のヒク付く感じや、熱に浮かされた表情は可愛いのに、喘ぐ声だけ聞けないのが残念だ。
『はぁ♡う、んん♡♡いずく、っん…そんなに…♡』
「いいって言ったの密ちゃんだよ?ココ好きだったよね♡」
『やっ…♡思い出させ、ないでっ…』
ヒリヒリになるまで乳房と乳首を嬲られ、声を抑えるのに必死だった彼女もはーはーと息を吐き、蕩けきった表情でこちらを見ている。緑谷は秘多の言葉に少々不満を感じたのか、十分紅く染め上がった際には唇で優しく包み、舌で粒をコロコロ転がしてから勢いよく吸い上げた。
こうしてあげるのが好きだと言うことを、少なからず憶えている。
ちゃぷ♡レロレロレロ♡♡ぢゅううううう♡♡♡ちゃぷん♡
『すっちゃぁ、やぁ♡♡あっ……う、いずっ♡』
「酷いよ……一生忘れられない思い出を植え付けたのは君なのに。僕だけ引きずってたなんて、なんだか悲しいよ…」
『そん、…な、つも…ひあ“っ♡ああぁ♡♡』
「しぃー♡」
両乳首を強めに抓られたままピンと引っ張られ、突き刺すような快感が秘多を大きく退け反らせる。軽くイっただけじゃ緑谷は満足出来ず、引っ張られたままの乳首に人差し指を当てると程良い強さでソコを引っ掻いた。
ある意味、これは子供じみた仕返しだ。あの時は完全に気を遣られてしまい、彼女に男としてのプライドを削ぎ落とされたような気分だったけれど、今なら自身持ってリード出来る。いつまでもなすがままの自分じゃないっ…。
カリカリカリカリカリっ♡♡クリクリクリクリ♡♡
『ッ♡♡!!ぁ“っっっ…♡♡♡』
ソコだけ集中的にイジメ倒されて、嬌声を上げるどころか失っていたのだ。自分の眼が今どこを見ているのかすら分からない。