第9章 オリジン組メンバーの眼を盗んで出久くんと濡れた色事に耽る話
♫〜〜♫〜〜
♫〜〜♫〜〜
♫〜〜♫〜〜
ピッーー
「もっ……もしもしっ、轟、くん…?」
衣服の中に紛れ込んだスマホをドタバタと雑な手つきで掴む緑谷が通話画面の応答ボタンを押した。
「緑谷、お前どこにいるんだ?呼んでも全然出ねぇし…てか、大丈夫か?」
「ん”っ…!♡へ、えっ……?」
「息上がってるぞ…」
湯気が立ち込める彼の身体が今にも脱力しそうに棚にもたれ掛かる。ちょっとばかり仕返ししてやろうと、通話に出ているその隙に秘多はねっとりと茎に舌を這わせ、全体を包むようじゅるじゅるっと口で扱き上げた。
「ごめんっ…ぁ”♡えっ、と……そう、のぼせちゃってっ、はぁ…♡ちょっと、外で冷やしに…でも、大丈夫だからっ」
うっとりとうわ言のように言葉を紡がせる緑谷の身体が呆気なく崩れ落ちる。悟られないよう必死に平然を装うところは正直見ものだけど、早く通話切らないかな…。