第8章 誕生日にアメコミ小ネタかました出久くんとサンデー作りする話
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『ひあ“ぁ♡あん、ま”ぁっ♡やら、やめ”っ…やめへ、しゅわないでぇっ♡』
「そろそろ食べ頃みたいだね…♡じゃあ……んむ♡」
『はぁ“♡い”、あぁぁ“っっ♡♡』
嗚呼、誕生日だから身も心も慈しみ合うような温い目合を期待した自分がなんと愚かしいことか…。おめでたい頭を恨みたくなるも、脳天を貫くような鋭い快感が無理矢理に自分の思考回路をフリーズさせる。
ぢゅるるるるる♡ぢゅぱぁっ♡ちゅるちゅる♡
「密ちゃんは、んっ…♡はぁ、何も付けなくても甘いな♡」
強制的におっ広げられた両脚の間に顔を埋めている緑谷の舌先が、最も秘めたる場所を行き来する。洪水のように溢れる汁を深く味わうと同時に、卑猥な咀嚼音がかき鳴らされて、それだけで十分気を遣ってしまいそうだった。
焦らしに焦らされたことで陰核は真っ赤に充血し、欲しい欲しいと陰部がおねだりするように収縮を繰り返す。そんなはしたない所を、彼はまるで美味しい物を食する見たくむしゃぶり付き、加えて眼で煽ってくる為嫌って程視姦されてしまう。
『あっあ“、んん“ぁっ♡い、いずくっ…♡しゅごく、はずかしいの“っ♡やん…はずひて…♡』
「君は恥ずかしいともっと気持ち良くなる体質だろ?んむ…♡」
確かに、確かに気持ち良くして欲しいと言ったけどっ……、ここまでする必要性とは?どこで結び方を学んだのか分からないが、後ろ手に手首と胸部に巻き付けられた赤い布は、腕の動きを封じるだけでなく突き出された乳房の形をより主張させていた。痛みはしないものの、改めて自分がされる側になるとかつてない羞恥に見舞われる。
「こういうの好きそうで良かった…♡ソレ、凄く似合ってる」
そして何より、緑谷にしては出来が良いのが地味に恐ろしいのだ。全く、隅に置けない…、ヒーローの他にも、もしかしたら緊縛師の才能アリなのでは?と朧げに熟思する秘多は、肌に食い込む布の中でもがき嬌声を上げ続けた。
『んん”っ♡やっ、らめ♡ い“っ…!♡♡ひぎっ、ゆびまでっ♡わたし、もう“っ…♡』
「こんなことしてたら…食事してる時に色々思い出しちゃうね…♡んっ…ん♡」
口淫を受けている合間に、男性の筋くれ立った指が一気に二本も挿入され即中を掻き回される。一本でも十分キツいのに、彼は情事に於いて手加減というものを知らないのだろうか。