第6章 集会と謎
「痛って!何すんだ.....」
「あぁ?文句あっか?」
倒れ込んだタケミチに上から覗き込んだぺーやんが凄む。
「お前花垣だろ?」
続いてパーチンが見下ろした。
「うちの隊のキヨマサが世話になったみたいだのう!!」
「どー落とし前つけんだコラ」
「お、落とし前?」
『ねえ、パーちん。ぺーやん。オレのダチに何してくれてんの?』
ガシッとリツカはパーちんの肩を掴み、自分の方に振り返らせる。
「あ??」
『幹部だけの集会でオレ言ったよな?そいつは被害者だって、話聞いてたか?落とし前のクソもねえだろ。悪いのは東卍の名使って賭場やったキヨマサだろうが。』
「ああ!?意味わかんねーんだよ!もう少しわかるように言えや!!」
パーちんはそう言うとリツカの胸ぐらをつかみ持ち上げる。
身長差は約20cmあるからか、リツカはほぼ宙ぶらりんの状態になっていた。
「パーチンの脳みそは空気だぞ!コラァ!!」
『うっさいなぁ!?少しは無い頭使って理解したらどうなんだよ!お前、仮にも隊長だろ!?いつまでもぺーに甘えてんじゃねぇぞ!!ペーもパーをいつまでも甘やかしてんじゃねぇ!!』
【(まぁ、確かにな)】
「(リッちゃん。怖っ)」
「元はと言えばテメーら特攻隊が口出しするからややこしくなったんだろうが!!ああ!?」
『早めに対処しなかったパーが悪いんだろ!?こっちに責任押し付けないでくれる?』
「むずかしい言葉並べてんじゃねぇぞ!」
『責任が難しいとかお前の頭イカれてんのか!?』
「ンだと!?」
『何、ヤル気?ケンカなら買うけど?まぁ、負けねぇけど。パーの動きなんて遅すぎだし。』
「あ゙ぁ!?」
『あぁ!?』
「やめろやオマエら」
バチバチとした睨み合いが続き、その場の全員の空気が不穏になった瞬間
それを止めるように三ツ谷が仲裁に入る。
「キヨマサの件はアイツか勝手に東卍の名前使って喧嘩賭博なんてやってたのがナシって話だろ?」
「ああ!?オレァバカだからわかんねーんだよ!ンな事!」
「パーちんの脳ミソはミジンコだぞ!ゴラァ!?」
「わかんねーならでしゃばんなボケ!!」
「おい。パー!」
ビクッ!とぺーやんとパーちんがビク着いた。