第6章 集会と謎
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──────武蔵神社
「お、来たな。マイキー。ドラケン。リッカ」
「よォ。三ツ谷。」
『やっほ〜!三ツ谷!』
リツカはマイキーの後ろから降りると、一目散に三ツ谷の元に駆け寄っていく。
そして、ぱんと三ツ谷とハイタッチした。
「よォ。特攻服のサイズ大丈夫か?」
『うん!ピッタリ!破っちゃって本当ごめん。直してくれて、ありがとう!』
「お前の特攻服直すの俺の役目だからな。でも!次に破ったらあんなことじゃ済まないからな。」
三ツ谷は耳元でそう言うと、ポンポンとリツカの背中を叩いた。
イケボである三ツ谷様の声を耳元で受け、リツカは顔を真っ赤にする。
「なぁ三ツ谷。あんな事って何?」
「うお!?マイキー!」
ベリっ!!とリツカを三ツ谷から引き離すと、マイキーはまるで自分のものを取られまいとする蛇の様にリツカに抱きつき、一切笑っていない目で三ツ谷を牽制する。
「何って。俺が作った服のモデル。しかも女用。」
「!ちょっと待って三ツ谷。それ写真ある?」
「あるぜ!ついでにプリ●ュアのコスプレもある。」
『わ゙ぁー!!三ツ谷!それルナマナと秘密にするって約束してたじゃん!!』
「三ツ谷。それ俺にもくれ。エマに見せる。」
『ドラケン!?何言ってんの!見せんでよろしい!!てか三ツ谷!!消せ!』
わーぎゃーと騒ぎ出すリツカをマイキーは羽交い締めにしたまま、携帯をいじり出す。
「ほら、リア、落ち着けって。」
『この状況で落ち着いてられるか!』
「下の奴らも見てるし、そろそろやめようぜ。」
「「だな。」」
『納得いかねぇー!!!』
むくれるリツカを横目に三ツ谷は1人でスタスタとある場所へと向かう。