第19章 羽折れの天使

「そういえば家庭教師は英語のソフィアさんが来られるそうです。もうお見えになられてますが英語から始めますか？」



『そうだね。お見栄になられてるならお通しして。 』



「かしこまりました。」



東堂が出ていき、しばらく待っていると扉が蹴破られんばかりに1人の女性が入ってくる。



「Hello！Missリツカ！How are you?」



『Hello．im fine.Thank you！andYou？Missソフィア』



「I was surprised by the sudden call.It's unusual for you to study！(急な呼び出しびっくりしましたよ。貴女が勉強するなんて珍しい！)」



『you're a rude person.I need to study for my exam.(失礼ですね。テストのために勉強をしなければならなくなっただけです。)』



「It's hard.sorry.take easy(それは大変ですね。ごめんなさい。怒らないで。)」



『let's get started.time is precious.(早速始めましょう。)』



「OKOK」



それから英語の授業が始まった。
その間何度か携帯の着信音や通知音が流れたがリツカはそれすらも無視して勉強に打ち込んだ。



「That's all for today(今日はここまでにしましょう。)」



『OK.Thank you』



「You're Welcome.Please call me again if anything happens(どういたしまして。何かあったらまた呼んでください。)」



ソフィアはそういうと荷物をまとめ、部屋を出ていく。すると入れ替わるようにして男性もののスーツを持った東堂が部屋に入ってきた。