第18章 総決算と決意*
『稀咲!やめろ!2人に手を出すな!2人は.....少なくともタケミチ何も関係ないだろ!!』
《おい!関係ねぇかどうかそれは俺が決めることだ。》
稀咲の手元にセイフティな外された銃が渡る。
これでいつでも2人を殺すことができるようになった銃をタケミチに突きつけた。
『ヤダ.......ヤダ.....やめろ!稀咲!言うこと聞くからやめて!2人に手を出さないで!2人は私の大切な人なんだって!』
ガシャン!!ガシャン!
《言うこと聞く?はっ、テメェはそう言って何度俺を裏切った。信用出来ねぇんだよ。》
『やめて!2人には手を出さないで!手を出したらオマエを何としてでも殺すぞ!警察にあの情報を売ってもいいのか!?』
《チッうるせぇな。テメェに主導権なんてねぇんだよ。オイ半間》
「はいはい。天使チャンさっきからちょっとうるせぇよ。大人しくしとこうな?」
そう言うと銃を懐から取りだした半間はニヤリと笑ってリツカに突きつける。
《やめろ!!親友は関係ねぇつってんだろ!!》
《さっきも言っただろ。関係ねぇかは俺が決めるって。半間そのまま突きつけとけよ。》
「ばは。りょーかい。」
《あぁ、そうだオマエらにいいお知らせがあるぜ。》
そう言うと画面越しの稀咲は千冬たちに何かを見せる。
2人はそれを見た瞬間
絶望の表情を浮かべると声なき叫び声を上げた。
《半間。そっちに送った。リッカにも見せてやれよ。きっと泣いて喜ぶぜ?》
「あ?何送ってきたんだよ?」
画面を見た半間はニヤリと笑うと機嫌が良さそうにリツカに画面を突きつけた。