第18章 総決算と決意*
嫌悪と吐き気がリツカを襲い、抵抗する力を振り絞って、半間の舌を噛んだ。
────ガリっ!
「ッ!?」
『ぶっ。』
「ってぇなぁ。まだ反抗する力があんのかよ。」
ガッ!!
「抵抗するな俺を受け入れろ。」
『黙れ!私はオマエを受け入れない!』
「なら力づくでも従わせるだけだ。」
口から血を流す半間は忌々しそうにそう言うとリツカの首を締めながら、もう一度口付けをする。
『か、はっ.....んっ!あ、ん!やらやら!』
「抵抗するな。」
抵抗する力も抜けきった頃ようやく半間が唇を離した。
銀の糸が2人の唇を繋ぎプツリと切れる。
「顔真っ赤。もしかしてキスするの慣れてない?あぁそれとも首絞めすぎた?」
『うるさい!こんな事やめて!今すぐ拘束を解いて!』
「それは出来ね相談だなぁ。これから天使チャンにはデモンストレーションを見てもらわなきゃ行けねぇからな。」
『デモンストレーションって何......?』
「すぐわかるさ。でもその前にお楽しみをしようぜ。」
ドサッと覆いかぶさった半間はリツカの首筋を舐めるとビリッ!!とドレスを引きちぎり、中に手を入れるとまさぐるように胸を触る。
「あ〜柔らけぇ。天使チャンのマシュマロおっぱい。気持ちいい。」
『ツッ、んあ!』
「可愛い反応。やっと手に入れた俺の天使チャン」
『オマエのじゃない!私はマイキーのだ!』
「マイキーのモノか......天使チャンいつまでアイツらの幻影を追いかけてるつもりだ?」
半間は怒りに満ちた声でそう言うと、無造作に吸っていた煙草を握り潰す。
「天使チャンはいつもそうだよな。いつもアイツらの事ばっか。俺の事なんて見てくれない。なんでだ?なんで俺の事を見てくれない?なんで俺を理解してくれない?」
『何言って.....』
「もう限界なんだよ!俺はオマエを壊してでも手に入れる。」
ゾクッ全身に怖気が走る。
半間の瞳は欲と闇にまみれた瞳をしており、まるで先程私を犯したマイキーと同じだった。