第18章 総決算と決意*
『そう言われても私からマイキーへの連絡手段は無いんだって。』
「テメーら夫婦だろうが!!連絡先ぐらい知ってんだろう!さっさと呼び出せ!!」
『あのね。パー。アンタも知ってるでしょ。私があの部屋に監禁されてるの。だから連絡手段なんて必要ないのよ。』
「言い訳はいいんだよ!意地でもマイキー連れてこい!テメーだけが唯一マイキーと繋がってんだろうが!」
『いやいや無茶振りしないでよ。』
「無茶でもなんでもいいからさっさとマイキー呼び出せ!」
『えぇ〜、あの.....パーあのね、さっきも言ってるけど......』
「あぁ!?」
『ヒィッ!一旦落ち着こ!ね?』
「いいから早く呼び出せ────」
「テメーごときに会うわけねぇだろう。」
「......あ?」
リツカだけに向けられていた白羽の矢が八戒へと向かう。
しかし、それすらも気にならないのか八戒は麻婆豆腐を貪り食っていた。
「本来ならリッカだってテメーごときが会えるモンじゃねのにマイキー、マイキーってよぉ。テメーら古参はなんかあるとすぐ"マイキー"だなぁ。」
────「金魚のフンが。」
その瞬間
パーちんはガタンッ!!と椅子を蹴り飛ばすと立ち上がり八戒の元へと向かうと殺気の籠った視線を向けた。
「表ぇ出ろ!柴ぁ!!」
まさに一触即発
その場の空気が張り詰めた時だった。