第18章 総決算と決意*
「もう忘れんなよ。」
『ごめんなさい......』
「オマエ次逃げ出したら定例会あろうがなんだろうが出れねぇからな。」
『ぁぃ。』
「絶ッ対ェ逃げ出すんじゃねぇぞ!テメーが逃げ出すだけでシノギにも影響するんだからよぉ。それよりチャーハンは!米ねぇと食進まねぇぞコラ!」
「アホか。チャーハンは最後だ。ハゲチャビン」
「リッちゃんアレって。((ボソッ…」
『通称"スマイリー" 肆番隊隊長 河田ナホヤだよ。((ボソッ…』
「あん!?アホだぁ!?」
────ダンっ!!
パーちんの後ろにいた男がテーブルを叩きスマイリーに凄み、睨みつける。
「誰に向かって口利いてんだ!!」
『(え!?ペーやん!?)』
「パーちんの脳ミソは空気でできてんだバカヤロー!アホどころじゃねぇ!」
「おう!!」
『(相変わらずそのツッコミなのね。それ褒めてないんだけどなぁ。)』
「じゃあチャーハン先にしろって行ってこいよ。」
『あ、じゃあ私言ってこようか?』
【テメーは黙って座ってろ!】
『はーい.....(なにゆえ.....)』
手を挙げて少し腰を浮かすと、スマイリー、ムーチョ、パーちん、ペーやんが同時にリツカに静止命令を出す。
「とにかく三ツ谷はいいんだよ!!三ツ谷は!!」
『ペーやん。なんで三ツ谷来れないの?』
「.....野暮用だと。オマエが気にすることじゃねぇ。」
『そう。わかった。』
「なぁリッちゃん。.....なんか変わんねぇな。パーちん君にペーやん君、それに三ツ谷君も。12年経ってもみんな東卍にいるんだ.....!!((ボソッ…」
『そうだね。ちょっとパーちんのわがままが酷くなったくらいかな』
リツカはそういうと4人のやり取りを見てクスクスと笑った。