第4章 喧嘩賭博!?
卍 卍 卍
翌朝
憎たらしいほどに光り輝く陽光に照らされながら
リツカはいつものように杏花と一緒に家を出る。
『朝辛い....』
「お兄ちゃん。何年経っても朝弱いよね。」
『オレは夜型なの!ほら冗談言ってないで早く学校行きな。』
「はーい!いってきます!」
『いってらっしゃい。』
元気よく手を振って校内に消えて行く妹を見送り、また学校へ向かうため歩き出す。
「あ、リッちゃん───」
『タケミチ。人前では"リッカ君"でしょ?』
「悪ぃ悪ぃ。そうだった。」
『しっかりしてくれよ。オレだって慣れない男口調で話してるんだからさ.....』
「なんか新鮮だよな!じゃあ、改めてリッカ君!おはよう!」
『おはよう。タケミチ。』
「相変わらず眠そうだな。」
『昨日遅くまで集会あったからねぇ〜てか、そういうタケミチも眠そうじゃん。』
「だって俺夜型の人間だよ?朝学校8時からとかつらすぎる。」
『わかる。つらい.....』
「そういえばリッカ君。結局キヨマサはどうなったの?」
『あ〜一応除名(クビ)にした。』
「え!?クビにしたの!?」
『私は謹慎でいいかなぁって思ったんだけど、ドラケンがそれじゃ甘いって。身ぐるみはいで目の前で特服燃やしてやった。』
「へ、へぇー。(か、過激....)」
『ただ....本人さんは納得してなかったぽいし。お礼参りされる可能性は無きにしも非ずなんだよなぁ。』
「それヤバくない!?」
タケミチはキョロキョロと周りを見渡す。
すぐすぐじゃないと思うよ。とリツカが言うとそっか。と言いながら微妙な表情を浮かべていた。
「おはよう!タケミチ君....とリッカ君!」
『「ヒナ!」』
「偉い偉い!2人ともちゃんと朝から登校してるね!」
日向はピースをするとタケミチの隣へと駆け寄る。
「今日学校終わったら塾なんだ〜」
「へ、へぇ〜。」
「最近塾忙しくて、全然デートできないし。ヒナ寂しいなぁ.....」
『じゃあ、2人で学校帰りに塾の時間までデートしたら?』
「「へぇ!!?」」
『え?オレなんか変なこと言った?』
「いや、え?え?」
「リッカ君!ちょっと!」
『わ、わぁ!?』