第18章 総決算と決意*
「ボス。今からスケジュール言いますが、聞きますか?無理なら辞めておきますが。アレがあったばかりですし.....」
『アレって何?』
「は?何言ってるんですか?ボス?」
「アレってアレですよ!お仕置!またボスが逃げ出そうとするから総長からされたんじゃないですか!」
『それはわかってるけど。そもそもなんで私この部屋に監禁されてるの?』
「「.....」」
2人ともあんぐりとするとお互いの顔を見合せてはぁと大きくため息をついた。
「ボス。薬のせいでだいぶ記憶が飛んじゃってますね。」
「今回はそっちのタイプか。まぁ前のやつよりはマシか。」
「マシ?オイ。海寿。マシだと?そんなわけねぇだろ。毎度毎度記憶が飛ばれちゃこっちだって大変なんだぞ。総長どんだけ薬盛ったんだよ。仮にもうちの大事なボスだぞ。」
ミシッとタブレットが悲鳴をあげる。
「おっ兄貴が珍しくキレてる。」
「キレねぇ方が無理な話だ。リツさんは俺らの居場所で恩人だ。仮に総長だとしてもリツさんを傷つける奴は殺す。」
「おー怖っ。まぁ俺もだけど。」
『はいはい物騒な話はそこまで。それで?海國、海寿?説明してくれるよね?』
「わかったっす。いいっすかボス。説明するのでちゃんと聞いててくださいよ。じゃねぇといろいろめんどーなんで。」
まず私がここに監禁されている理由はシンプルだった。