第18章 総決算と決意*
そしてその日の夜はタケミチの新 壱番隊就任お祝い会が行われた。
「リッちゃん。俺明日未来がどうなったか戻ってみようと思う。」
『分かった。じゃあ私は先に戻るよ。』
「うん。俺は明日の夕方にそっち(未来)に帰ってくるから。」
『了解』
そう言うとリツカとタケミチは指切りをする。
─────パキンッ!
いくらタケミチを隊長の首にすげたとはいえ、状況が良くなった訳では無い。
マイキーは一虎を殺さなかった。
これでマイキーが稀咲の魔の手に堕ちる理由は無くなった。
でもその代償に圭介が実質的に失った。
本当はみんなを救いたかった。
でもタラレバを吐いている暇はない。
稀咲の参番隊就任に続き半間の入隊。
遅かれ早かれ東卍は稀咲の手に堕ちる。
もしかしたら今も時の流れは望まぬ末路を辿っているかもしれない。
ならば書き換えなければ一刻も早く。
みんなを救うために
まだ間に合うはずだから!!